デジタル・AI社会の今こそ、紙の読書をしてみよう|『読書する脳』を読んで

Contents
はじめに
この記事では、毛内拡さんの著書『読書する脳』を読んで、個人的に感じたことや思ったことについて紹介します。
この本は、本を読むことで私たちの脳はどのように変わるのかを教えてくれます。また、私はこれまで電子書籍派だったのですが、この本を読んで「紙」の本を積極的に読んでいこうと考えが変わってきました。
デジタル社会、AI 社会となった今だからこそ「読書」について今一度考えなおすきっかけをくれる本です。ぜひ、皆さんも興味がありましたら手に取って読んでみてください。
『読書する脳』の概要
書籍の概要
この書籍は以下のような全 6 章の構成となっています。
- 読書の今をひもとく ーデータで見る「読まない時代」の現実ー
- 読書がもたらす脳科学的メリット
- 文字と言語処理の脳メカニズム
- 認知バイアスとセルフトーク ー自分を操る脳のしかけー
- 脳が喜ぶ読書術
- 読書がもたらす共感力と社会性
冒頭で読書の現在に触れ、読書がもたらす脳科学的なメリットや日本語特有の特徴、認知バイアスといった脳の特徴について説明がされます。その上で、脳にメリットのある読書術を知ることができたり、自身に与える影響について考えるきっかけをくれたりします。
個人的書籍マインドマップ
『読書する脳』を読んでみて個人的に作成したマインドマップです。
自身で書籍にどのようなことが書かれていたかを、後で思い出す際のトリガーになるように本を読んだら作成するようにしています。なお、個人的に重要と思ったキーワードなどをまとめたものであり、書籍全体の内容を網羅するものではありませんのでご注意ください。
『読書する脳』を読んで感じたこと・思ったこと
紙の読書を大事にしよう
この本を読んで一番影響を受けたことは「紙の本を積極的に読もう」と気持ちが変わったことでした。私は、システムエンジニアということもあり、デジタルな環境に日ごろから慣れ親しんでいます。そのため、この本を読む前までは、モノも増えてしまうし電子書籍で十分だろうと思っていました。
しかし、本書では、紙の本の読書から得られる脳へのメリットを感じられるものでした。本に出てくる「スキャン読み」はよくしていますし、電子書籍では表示端末でレイアウトが変わるので、位置で情報を記憶する「脳内マップ」は作られにくいなと感じます。
個人的に脳を有効活用することに非常に興味があるタイプであるので、本書でも紹介されているような「頭がよくなる」「認知症予防にもなる」「脳の休息にもよい」といった脳によい影響があることは積極的に取り入れていきたいと思います。
これまで既に電子書籍で読んだ本も、改めて紙で読んでみようかなと思いました。便利さだけでは得られない価値が、紙の本にはあるのかもしれません。
デジタル・AI 社会であるからこそ、ゆっくりとした読書をしよう
近年は、SNS や AI の発展により情報過多の時代になりました。私自身システムエンジニアとして、AI の進化スピードのすさまじさを日々感じています。また、同時にその速度についていくことに必死で、焦りや疲れを感じてしまっている自分に最近気づき始めていました。
こんな時代であるからこそ「脳の休息」にも効果のある紙の読書で、ゆっくりとした読書をする時間を持つことが、自分のためになるように感じます。
知恵ブクロ記憶を強化しよう
私は、この本を読む前にマイクロソフトの牛尾剛さんの著書「世界一流エンジニアの思考法」で「メンタルモデル」という考え方を知り、大事にしていました。
メンタルモデルは、私たちが世界を理解・解釈し、新しい状況に適切に判断するための自分の中のイメージ・モデルのことです。システムエンジニアとしては、幅広い IT 知識をもとに、その時々の状況に応じた判断が必要なので非常に意識していました。
本書では、より広い範囲をカバーするものとして「知恵ブクロ記憶」という考え方が紹介されています。これは、メンタルモデルに加えて直感や肌感覚のようなものを含めたより広い範囲を指しています。
メンタルモデルを少し広げた考え方を知れたのは、自分の視野を広げる上で個人的に非常に良い学びでした。自分なりの知恵ブクロ記憶を強化していこうと思います。
脳が喜ぶ読書をして、アウトプットを意識しよう
本書では、本の読み方として「快読」「精読」「音読」が紹介されています。私は、若いころに早く本を読めるようになりたいと、一時期「速読」を意識して関連書籍を読んだりしたこともありましたが、この本を読んで、精読や音読を大切にしようと思いました。
精読は長期記憶への定着に効果的ですし、音読は脳の多くの場所を同時に刺激することができて非常に脳にいいためです。また、読みっぱなしではなく、今後は、アウトプットを大切にしていこうと思います。
実は、このブログサイトは過去に色々と情報発信を試みてみようとしましたが、発信に疲れてしまい過去記事を全て非公開にしたり、更新自体を止めてしまっていました。せっかくなので、この環境を使って読書のアウトプットをしていきたいと思います。
まとめ
毛内拡さんの著書『読書する脳』を読んで、個人的に感じたことや思ったことについて紹介しました。この本を読んで私は以下のことを大切にしていきたいと思いました。
- 紙の読書を大事にしよう
- デジタル・AI 社会であるからこそ、ゆっくりとした読書をしよう
- 知恵ブクロ記憶を強化しよう
- 脳が喜ぶ読書をして、アウトプットを意識しよう
今は、デジタル社会で SNS や AI に疲れを感じている方もいるかもしれません。この本はそんな世の中で読書により精神的な自由を得るためのきっかけをくれるかもしれません。

