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老後資金は「ためられない」のか?「ためる方法を知らない」のか?

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老後の必要資金「ためられない」7割

 2020/1/11の朝日新聞DIGITALで「老後の必要資金「ためられない」7割 朝日新聞世論調査」という記事があがっていました。年金の話など、老後の必要資金についてこういった記事を見ることがよくありますが、自分なりに感じたことについてまとめてみたいと思います。

 朝日新聞社は「長寿時代のお金意識」をテーマに郵送方式の世論調査を行った。必要な老後資金について、年金をまだ受け取っていない現役世代の70%が「ためられない」と答えた。「ためられる」は21%にとどまった。何歳まで生きたいかを聞くと、「ためられない」人の方が低い年齢を回答する傾向があり、先行きの不安が長生きしたいという意欲にまで影響しているようだ。

朝日新聞DIGITAL より引用

 詳細は新聞記事を確認いただきたいですが、74%の人が退職金を含めて老後までに蓄える費用について「1,000万円、2,000万円、3,000万円」のいずれか(2,000万円が28%と最も多い)で答えており、その中で必要額をためられるかという質問に対して「ためられる」は21%と低い割合であったようです。また、何歳まで生きたいかという質問に対しては「ためられない」と答えた人が低い年齢を回答する傾向があり、長生きへの意欲にまで影響しているとのことです。

「ためられない」の背景に「ためる方法を知らない」があるのではないか

 こういった世論調査は、世の中の考えを把握できてよいと思います。ただ、「ためられない」の背景には「ためる方法を知らない」ということがあるのではないかと感じました。

 現在の金利が低い状態だと、銀行預金(普通・定期)だけを考えていては、正直言って老後資金をためることは難しいと感じます。年間100万円貯金を20年間続けて、まったく手を付けなくてやっと2,000万円ですから、なかなか大変です。そのため、老後資金をためるには資産運用についてもしっかり考えていかないといけないはずですが、その方法について知らない人が多いのではないのではないかと想像します。

日本ではお金に関する教育があまりされていない印象がある

 資産運用を考えると言っても、私の印象では日本ではあまりそういった教育がされていないように感じます。私は特に理系で情報工学系の大学を出ていますので、大学時代に経済やお金の勉強はほとんどしてきませんでした。

 私が初めて資産運用関係について触れたのは、新社会人になって、会社の企業型確定拠出年金の話を聞いた時です。ただ、当時は漠然と投資や投資信託は危険なものというイメージがありましたし、たかが数時間の社員教育では、よく理解はできなかったので大半を預金等の安全資産に割り振るということをしてしまいました。その結果、20代は全然運用できませんでした。正直、資産運用しないことのリスクについて教育を受けたような記憶はありません。(覚えてないだけかもしれませんが…)

 私の場合は、やっと30代前後で少しまじめに考えるようになり「このままではまずい」と感じ始めて、自分で投資信託やNISA等の制度について調べるようになりました。もう少し若い世代から意識を持てるような教育やメディアからの情報発信がされるべきなのかと感じます。

「年金は長生きに対する保険」であり老後資金は自分で確保するべき

 新聞記事とは少し話が変わりますが、よく老後資金の話になると「年金が支払われないのではないか」とか「年金だけで生活していけない」とかいう議論になりますよね。ただし、年金については、少し考え方を変える必要があるのかと思います。

 ここでいきなりですが、オリエンタルラジオの中田敦彦さんのyoutubeチャンネル「中田敦彦のyoutube大学」で年金2,000万円不足問題に対する説明がされていました。年金について全体像をとらえるには、とても分かりやすかったです。その中で年金は「長生きリスクに対する「保険」」であると言われており、その考え方にとても納得がいきました。前編・後編それぞれ20分程度ありますが、一度見てみてもらうことをおすすめします。

 年金は、自動車保険に近いと動画で言われています。 (保険にも色々種類があるので一概には言えませんが) 事故を起こさなかったらお金は払われないけれど、文句を言う人はいないですよね。自動車保険では「事故=リスク」ですが、年金では「長生き=リスク」ととらえるように意識すると少し考え方が変わってきます。

 年金は「長生きすることに対する保険」ととらえて、老後資金は年金に頼らずに自分で用意するということを基本にするような意識を持ち、行動することが重要なのだと考えます。

 中田さんのyoutubeチャンネルは、申し訳なくも最初は正直胡散臭さを感じたところがありますが、内容はしっかりしていて勉強になることが多いです。やはり芸人さんのため話が上手で面白く引き込まれます。他にも、最先端技術、歴史、芸術であったりと色々と動画があるので見てみると面白いと思いますよ。

資産運用について考えるべき

 年金等の老後資金に関するような記事を見たときに、私たちはどのように受け止めるべきでしょうか。マイナスな情報に引きずられて政府に不満を持って抗議したり、悲観的になって諦めたりするのではなく、自分がどうしていけば将来を安心して暮らしてけるのかを考慮して、前向きに資産運用等について考えてみるべきなのだと思います。もちろん資産運用はリスクがありますので、自分で責任を持ってしっかりと勉強する意識が必要です。

まとめ

 今回の話の導入となった記事のような世論調査は、現状把握するのにとても有益な情報ですが、不安を感じてそれで終わりになってしまわないようにすることが大事です。私も、こういった情報は参考にしつつ、自分がどういった行動をすべきなのかということをよく考えていくようにしていきたいと思います。

 また、新聞、ニュース等のメディアもこういった情報を発信することは重要なのですが+αとして、どういったアクションを取るとよいのかといったところに論点を持ってきてくれるといいのになぁと感じます。

ホッシー
ホッシー
皆さんもぜひ、自分の資産運用等について考えてみてくださいね。

※投資は自己責任です。当ブログに記載の情報で投資判断を誤ったとしても管理人は責任を負えません。当ブログ情報は参考とご理解いただき、投資判断は自己責任でお願いいたします。