ブログの記事を書いていると記事が検索されたときに検索順位がどのぐらいか気になると思います。検索順位を調べるため検索順位チェックツールであるRank Trackerについてインストール方法や使い方をご紹介します。
記事の検索順位を調べて、記事改善に役立てていきましょう。
Contents
検索順位を知ることの重要性
ブログで記事を書いた時に色々な人に見てもらいたいと思いますよね。ブログを見てもらう経路としては、Googleをはじめとした検索エンジンからのアクセスがとても重要です。
検索されたときに、1ページ目の上位に記事が表示されることがクリックして見てもらうために大切になります。皆さんもGoogleで検索した時に1ページ目の上位記事は見るけど2ページ目以降まで進むことはあまりないのではないでしょうか。
Google等の検索エンジンから評価を上げるために記事の内容を改善することをSEO(Search Engine Optimization)と言います。SEOを意識した記事を書く際の手順は以下のようになります。
【SEOを意識した記事を書く手順】
- 記事を構成するキーワードを選定する
- 記事を執筆し、キーワードでの検索順位を確認する
- 検索順位が上がらない場合は、リライトして更新する
この手順の中で「検索順位を確認する」という点について「どうやって確認したらよいのだろう?」と思われる方が多いのではないかと思います。
検索順位の確認には、検索順位チェックツールを使います。おすすめの検索順位チェックツールを探している方に向けて、私の利用しているRank Trackerのインストール方法や使い方についてご紹介しようと思います。
検索順位チェックツール Rank Tracker
Rank Trackerは、SEOの検索順位チェックツールとしてはとても使いやすいソフトウェアです。
年間費用のかかる有料ソフトウェアなのですが、しっかりとブログをやっていきたいという人にとっては必須のツールではないかと思います。
なお、Rank Tracker以外の検索順位チェックツールとしてはSEOツールラボのGRCが有名です。よくWindowsユーザー向けにおすすめされています。
Rank TrackerはWindows, Mac, Linuxで使用できますが、GRCはWindows用アプリです。Macでも「Wine」という、Mac上でWindowsアプリを動かすためのソフトを使えばGRCを利用できますが、Macユーザーであれば素直にRank Trackerの方を使うのがおすすめです。
ちなみに私はWindowsですが、Rank Trackerを使用しています。
Rank Tracker種類
Rank Trackerは無料版、Professional、Enterpriseといった種類があります。Professionalは149$/year、Enterpriseは349$/yearかかります。
- 無料版
- Professinal (149$ / year)
- Enterprise (349$ / year)
無料版は、ランキング履歴やキーワードが保存できず、定期的に指定キーワードの検索順位を確認するスケジューラ機能が使えないので、継続的に使っていくには力不足です。
ソフトウェア機能の使い勝手を確認する観点ではとても良いので、まずは無料版でどのような感じかを確認してもらえればと思います。
Enterpriseは、各種レポートを出力できたり競合調査できる数が多い等の特徴がありますが費用は高く、個人で349$/yearは少し高いと感じる方が多いのではないかと思います。
個人でブログやサイトを運営している方や、中小企業向けにはProfessionalが一番おすすめです。レポートに出力できなくてもコピペでExcel等で確認することもできるので十分かなと思います。
以降ではRank Trackerのインストール方法と使い方についてご紹介します。
Rank Trackerのインストール方法
まずは無料版をインストール
こちらにアクセスをするとSEO Powersuiteというページに遷移します。

「Rank Tracker」と記載されているボタンをクリックすると、以下のようなページに遷移します。
「お名前」と「メールアドレス」を入力して「RANK TRACKER」をダウンロードするをクリックしてください。Rank Trackerをインストールすることができ、無料版として使うことができます。

ライセンスを購入する
Professional以上のライセンスを使用する場合は、ライセンスを購入して登録キーをソフトウェアに設定する必要があります。
こちらのページの「RankTracker」をクリックして以下の画面にしたのちに、下の方の”注文”ボタンをクリックしてください。

以下のような画面になりますので、必要なライセンスの「今すぐアップグレード」を選択してください。

支払いのページに遷移するので、VISA、JCB、PayPal等を選択し、クレジットカード等の必要情報を入力して「ORDER NOW」をクリックしてください。
これで、Rank Trackerのライセンスを購入ができます。「その他のお支払い方法」でAmerican Express等のいくつかのお支払い方法を選択できますので、ご自身の都合の良い方法で購入してください。
購入が完了するとメールが届き、Registered by: 〇〇 Registration key: XXXXXXXX というように登録名と登録キーが確認できます。
ライセンスをRank Trackerへ設定する
Rank Trackerを起動し、[ヘルプ]-[情報を登録]をクリックすると、ライセンスの登録画面が表示されます。登録者と登録キーの欄に、購入時にメールに添付されてきた情報を入力し[OK]をクリックすることでRank Trackerにライセンス情報を登録することができます。
これにより購入したライセンスの機能を使えるようにすることができます。

Rank Trackerの使い方
初期設定を行う
まずは、Rank Trackerにキーワードを確認したいサイトを登録します。
[ファイル]-[新規プロジェクト]で新規プロジェクト画面を開きます。確認するサイトのURLを入力し、[次へ]をクリックします。

次に、グーグルとの連携画面が出てきますが設定せずに[次へ]で大丈夫です。セッション数等の分析ができるようになりますが、キーワード順位検索という観点では特に連携しなくても困ることはありません。

検索順位をモニターしたいキーワードを設定します。最低限1行入力が必要なため、とりあえず適当に入れて次へ進んでください。もちろん、後でキーワード設定ができます。

次に対象とする検索エンジンを選択します。デフォルトは、USAのGoogleになっていると思いますので、[+さらに検索エンジンを追加する]をクリックし、検索窓に[Japan]と入れてください。日本の検索エンジンが表示されるので、”Google.co.jp”を追加してください。

追加をすると、左側に追加した検索エンジンが追加されます。

日本を対象とするのであればUSAの検索エンジンはなくてもよいので、[×]を押して削除して大丈夫です。[完了]をクリックすることで設定完了です。

キーワードを設定して順位を確認する
キーワードを具体的に設定する場合には「+」ボタンを押して、検索条件に加えたいキーワードを1行につき1つのキーワードで入力します。
この時、1つのキーワードというのは単一の単語でもよいですし、スペースを空けて複数単語でも大丈夫です。単一の単語で上位をとることは困難なので、ロングテールキーワードという複数単語のキーワードをまず狙うのが一般的です。

また、「タグを追加」からタグ設定しておくとキーワード一覧の検索窓に調べたい情報を入力することで、タグ情報による絞込ができます。自分の整理したい観点でタグを設定しておくと便利です。(必須ではありません)
タグを入力しておくとキーワード一覧から目的のキーワードの状況を見つけやすくなります。例えば以下のような情報です。
- 記事の更新日
- キーワードプランナーでの、検索ボリュームや競合性の情報
SEOの効果は3か月ぐらいかかると言われていますので、記事更新日を設定しておき、3か月前ぐらいの記事の状況を確認するとSEO対策の効果が出ているか確認することができます。
どのような観点で管理したいかによるので、上記はあくまで参考です。皆さんの使いやすい情報を付与してみてください。
検索エンジンの画面が出るので検索エンジンを選択して、「完了」をクリックします。

キーワードの設定が完了すると自動で検索順位の計算がされて、自身のブログやサイトでキーワードにヒットするページやその検索順位を表示してくれます。

- キーワード:設定したキーワード
- Google.co.jp Rank :Google上での検索順位
- Google.co.jp URLが見つかりました:検索順位に該当する検索にヒットした記事のURL
- Google.co.jp 差異:前回から順位の変動
- タグ:タグとして設定した情報
キーワード順位を100位まで確認できる設定にしておく
RankTrackerの標準の設定では50位以内までの順位が表示されて、50位以内に入っていないものは「圏外」として表示されます。
ブログなどのサイトを立ち上げたすぐは検索上位をとれるキーワードも少ないと思うので、100位まで確認しておけるようにするのがおすすめです。
100位ぐらいまで見るとどのような記事が上がってきやすいかを追跡、把握しやすくなると思います。
設定方法は、[環境設定] – [ランク確認モード]を選択し、表示されるウインドウで「確認する結果の最大数」というところを「100」にしてEnterを押してください。数値を変えれば確認する最大順位を自分の好きな値に変えることができます。

キーワード検索上位をとれるキーワードが少ないうちは、キーワード順位を100位ぐらいまで確認できる設定にして、ある程度の範囲を確認できるようにしておきましょう(数値は任意に変えてOK)
キーワード一覧表示の列情報をカスタマイズする
検索順位結果の一覧で表示する列情報は、画面右上の「列のカスタマイズ」のアイコンをクリックすることで変更することができます。
画面左側の項目にチェックを入れると、右側に表示項目として登録されます。各列の項目はドラッグして順番を入れ替えると順番を入れ替えることができます。

「キーワード」「Google.co.jp Rank」「Google.co.jp URLが見つかりました」「Google.co.jp 差異」「タグ」あたりが最低限あればよいのではないかと思いますが、皆さんの観点で他にも知りたい情報があれば選択するようにしてください。
表示列の情報や並びを自分の必要な情報にカスタマイズして、必要情報を見つけやすくなるように変更しましょう
スケジューラーを設定して定期的に確認を実施する
キーワードのチェックは定期的(例えば1日、2日等)で実行するのが順位の推移を確認するためにはおすすめです。Rank Trackerではスケジューラー機能がありますのでスケジューラー機能を活用するのが便利です。
[環境設定]-[スケジューラー]とクリックすると、スケジューラー設定画面が表示されます。「+追加する」をクリックすると、タスクの設定画面が出ますので、「検索エンジンのランキングを確認」を選択し、次へをクリックします。

対象とするプロジェクトを選びます。この時、特定のタグが付いているキーワードのレコードのみを確認の対象にしたい場合は設定してください。

スケジュールを実行する時間を設定します。1日または2日ぐらいの間隔で確認を実施するのがよいと思います。チェック項目については、ご自身の都合に合わせて設定してください。

最後にタスク名を記載し、完了を押します。以下画像は適当に入力していますが、後で分かりやすいタスク名にしておきましょう。

新しくタスクが登録されますので「OK」を押して確定させましょう。もし、特定のタスクを止めたい場合は、オン・オフのチェックを止めれば実行されなくなります。以上でスケジューラーの設定は完了です。

検索順位を定期的に確認するために、スケジューラー機能を使って検索順位確認が漏れてしまうことを防止しましょう
おすすめな使い方:メモでリライトの記録を残す
SEOを意識して記事を改善していく場合、記事の変更に効果があったのかを後ほど確認する必要があります。記事変更の記録を残すために、レコードに対するメモ機能が便利です。
対象とするキーワード上で右クリックし、[選択したレコードにメモを付ける]でメモ画面が開きます。そこに「いつ」「どういった観点で」記事を修正したのかを記録しておくと、検索順位に効果がある変更であったかを後で評価することができます。

メモ機能でキーワードに対してリライト記録を残しておくことで、変更がSEOに効果があったかどうかを後で確認しやすくしておきましょう
まとめ ~Rank Trackerで記事検索順位を確認しよう~
SEO検索順位チェックツールであるRank Trackerについて、インストールの方法や使い方についてご紹介しました。
私は記事検索順位を定期的に確認するようになり、順位が上がったり下がったり、ランク外になったりと色々ありますが、それについて自分で色々考えるようになりブログがより楽しくなったように思います。
RankTrackerの他にも、WindowsユーザーであればGRCも選択肢に入るかなと思います。
RankTrackerは、私が使用してみた感想としてとても使いやすいツールなので記事検索順位の推移を確認して、SEO効果を確認し、記事の改善をしていきたい方にはぜひ検討してみてください。
