若返りホルモン「パロチン」その効果とは?
「パロチン」とは、成長ホルモンの一種で、耳下腺という耳の下のあたりの唾液腺から出てくる唾液中に含まれるホルモンです。皮膚の新陳代謝を促して組織の修復をしたり、髪や肌の発育等に効果があるため、アンチエイジングに役に立つホルモンとして注目されています。
パロチンを効率的に分泌させる方法としては、よく噛んで唾液を分泌させることがよいと言われていますが、それ以外にもいくつか分泌を促す方法がある事が分かりましたのでまとめてみました。アンチエイジングに興味がある方などにも参考になるかと思います。
パロチンを効率的に分泌させる方法
若返りホルモン「パロチン」を分泌させるには以下のような方法があります。それぞれのポイントについて以降についてまとめていきます。
- よく噛んでご飯を食べる
- お風呂で歯を磨く
- 耳介線をマッサージや舌の運動をする
- ストレスを溜めない
よく噛んでご飯を食べる
まず一番の方法としては、「よく噛んで」ご飯を食べることです。よく噛んで食べることで、自然と唾液が分泌されるようになり、効率的にパロチンを分泌させることができます。よく噛むことで口周りの筋肉が鍛えられてたるみが改善したり、満腹中枢が刺激されることにより食欲が抑えられてダイエットに効果があったりといいことが多いです。食事の時には以下を意識するとよいと思います。
- 一口あたりの噛む回数は30回程度を意識する。
- 片方だけで噛むとバランスが悪いため、左右均等に噛む
- 食事の際には飲み物を控えめにする
特に三つ目の飲み物を控えるというところは、あまり意識されていない方が多いのではないでしょうか。食事中に飲み物を飲んでしまうとよく噛まずに流し込んでしまいます。そのため、飲み物はなるべく最後にして、よく噛んでペースト状にしてから飲み込むようにするのがおすすめです。
お風呂で歯を磨く
少し意外かもしれませんが、お風呂で歯を磨くことも「パロチン」を分泌させることに効果的であると言われています。体が温まることでパロチンが分泌されやすくなるようです。また、「パロチンの分泌=唾液がよく出る」ということなので、唾液に含まれる殺菌消毒作用で歯周病の予防や口から体内に入るウイルスの予防にもつながります。
お風呂場はカビが発生しやすいので、歯ブラシ自体はお風呂場ではなく洗面所などで管理して、お風呂に入る際に一緒に持って入り、湯船につかりながら歯磨きをするというのがおすすめです。
耳介線をマッサージや舌の運動をする
耳介線は耳たぶの下の付け根あたりにあるため、その耳介線をマッサージすることで唾液の分泌を促すことができます。よく言われるのは人差し指から小指までの四本の指を耳の下あたりにあて、奥(顔の後ろの方)から前に円を描くようにマッサージするとよいと言われています。
また、舌を出したり引っ込めたり、唇をなぞって円を描くように動かしたりすることも口周りの筋肉が鍛えられて効果的なようです。顔のシェイプアップにもつながります。
ストレスを溜めないようにする
過度なストレスが溜まってしまうと交感神経が優位になってしまい唾液の分泌が抑制されてしまうと言われています。そのため、ストレスを感じることはパロチンの分泌のためにはとてもマイナスです。
仕事をしているとストレスを感じることは頻繁にありますが、ジョギングなどで体を動かす、お風呂にゆっくりとつかる等、自分なりのストレス解消法を実践することがパロチンの分泌にも効果的であるということができます。
まとめ
若返りホルモンとも呼ばれている「パロチン」と効率的に分泌させる方法についてまとめました。パロチンを分泌させるためのポイントを再掲しますが以下の通りです。
- よく噛んでご飯を食べる
- お風呂で歯を磨く
- 耳介線をマッサージや舌の運動をする
- ストレスを溜めない
やはり健康に良いと言われていることが多いような気がしますね。この中では、お風呂で歯を磨くというのが少し意外ではあったのではないでしょうか(私は初めて知った時そうでした…)。
ホルモンというのは人体に色々な影響を与えてすごいですよね。セロトニン、ドーパミン、メラトニン等々、他にもよく聞く人体に影響のあるホルモンが色々あります。またこれらのホルモンについては調べてまとめられたら良いなぁと思います。