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お金は寝かせて増やす ~インデックス投資~
本ブログでは、資産運用等について色々と記載していこうと思っていますが、私がインデックス投資という方法の投資法を知るきっかけをくれた書籍である水瀬ケンイチさんの「お金は寝かせて増やしなさい」について、私の勉強になったポイントや感想などをご紹介したいと思います。詳細についてはぜひ書籍を読んでみてくださいね。
インデックス投資とは?
インデックスファンドとアクティブファンド
インデックス投資とは、投資信託の一種です。投資信託の中には、大きく分けて「インデックスファンド」と「アクティブファンド」があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
種類 | 特徴 |
---|---|
インデックスファンド | ・各種指標(例:日経平均株価・TOPIX等)に連動する運用成績を目指す ・手数料(信託報酬)が比較的低い |
アクティブファンド | ・運用の専門家(ファンドマネージャー)がインデックスを上回る運用成績を目指す ・手数料(信託報酬)が高い |
書籍では、買うべきなのはインデックスファンドだと言われてます。なんと、アクティブファンドの7~8割はインデックスファンドに運用成果で負けているというのです。その理由としては、毎日かかるコストである信託報酬がアクティブファンドの方が高いことが理由のようですね。こういった情報は自分の選択の判断を助けてくれる情報であり、非常に参考になりました。
日本の大手投信評価会社であるモーニングスターの2015年の調査では、国内株式クラスのアクティブファンドのインデックスファンドに対する勝率は、1年で26%、3年で33%、5年で39%、10年でも32%しかなく、全期間をとおして20~30%台の勝率しかありません。つまり、アクティブファンドの70~80%はインデックスファンドに負けているということになります。
お金は寝かせて増やしなさい より引用
基本は積み立て投資
書籍では、積み立て投資がおすすめされています。ドルコスト平均法と呼ばれているものですね。
毎月一定金額を購入することで購入価格が平準化されるとともに、安い時には多くの口数を、高い時には少ない口数を買うことになり、リスクを抑えることができます。私も積み立て投資を基本にする方がよいと思い採用しています。大儲けできないという特徴はありますが、最高値で一括投資してしまう最悪のケースは避けられると思います。
インデックス投資の実践
投資をするにあたって大事なこと
書籍では、インデックス投資実践にあたって以下が大事ということがいくつか書かれています。
- 家計の状態把握
- 生活防衛資金の確保
- リスク許容度を知ること
- アセットアロケーションが勝敗を決める
私も投資信託を始めようとしたときには、何が儲かるのかなといったことをまず考えてしまいましたが、家計状態をはっきり把握して、生活防衛資金をどれだけ貯めるのかといったことは考えていませんでした。これは、投資信託であろうとなかろうと考えておくべきことですね。
本書をまず読んだおかげで”生活防衛資金をどうするか”、”リスクをどう考えるか”、”アセットアロケーション”をどうするかといったことを自分でよく考えることができたので、とてもよかったと思っています。
始めるのはカンタン。だけど続けるのは意外と難しい?
インデックス投資の積立投資は、信託報酬の少ないインデックスファンドを選んで、買ってじっと持っている方法です。
株であれ、FXであれ、やはり相場の急激な変化により喜んだり、悲しんだりといったことがあるから楽しいという側面がありますよね。インデックス投資の積立だと、やることはほとんどないので退屈と言えば退屈です。
また、投資信託は元本が保証されているわけではないので、大暴落が発生した時には、大きくマイナスになって、怖くなって手放してしまうことがあると思います。そういった時のために、リスク許容度をしっかりと考え、暴落にも耐えられるようにしておかないといけません。暴落の際は、見方を変えると安く買いこめる時であり、相場が回復した時に大きなリターンが見込めます。あのリーマン・ショックや東日本大震災などがあっても回復していくのですから、すごいですよね。
私はちょうど新入社員になる少し前にリーマン・ショックが起きて、新入社員の時は東日本大震災が起こった時でした。当時は資産運用については全然考えていませんでした。そのため、大きな衝撃を受けるようなことはまだ経験はしていませんが、今後そういった体験があるのではないかと思います。その際には、本書の内容やインデックスの積立投資の特徴を思い出して対応していけるようにしたいなと思います。
まとめ
インデックス投資を知るきっかけになった書籍「お金は寝かせて増やしなさい」でのごく一部を紹介させていただきました。書籍には、他にもアセットアロケーションの具体的な考え方、NISAやiDeCo等の制度の話、水瀬さんの実践記等、投資の終わらせ方(出口戦略)等、たくさんの情報が紹介されておりとても有益でした。折に触れて見返すようにしたいなと思います。